Measures of Academic Progress(MAP)は、アダプティブ形式のコンピューターテスト。個々の学力レベルに応じて問題が変化し、正確な学力を測定します。
MAP Test(NWEA MAP)とは
MAP Test(正式名称:NWEA MAP – Measures of Academic Progress)は、
世界中のインターナショナルスクールで導入されている学力測定テストです。
マレーシアの多くのインターナショナルスクールでも、入学時の学力確認や編入時のレベル判定として利用されています。
MAP Testは、特定の学年のカリキュラム達成度ではなく、
**「今どのレベルの学力にいるか」「今後どのくらい伸びる可能性があるか」**を測ることを目的としたテストです。
MAP Testの大きな特徴
① コンピューター適応型テスト(CAT)
MAP Testは、受験者の回答に応じて問題の難易度が自動的に変化します。
正解が続くと問題は難しくなり、間違えると易しくなる仕組みです。
▶ 無理なく、かつ正確に「実力」を測定できるテスト
② 学年に縛られない評価
「〇年生のテスト」という枠がなく、
**学年を超えた学力レベル(到達度)**を数値で把握できます。
▶ 編入生・海外からの転校生にも公平な評価
MAP Testで測定される主な科目
学校や学年によって実施科目は異なりますが、主に以下が対象です。
① Mathematics(数学)
計算力だけでなく、
数の概念理解、文章題、論理的思考力などが問われます。
② Reading(読解)
英語の文章を読み、内容を正しく理解できているかを測定します。
語彙力、推論力、文章構造の理解が評価されます。
③ Language Usage(英語運用)※実施しない学校もあります
文法、語彙、文章構成など、
正確な英語の使い方が評価されます。
④ Science(理科)※一部の学校のみ
科学的思考力や、基本的な理科概念の理解を測ります。
RITスコアとは?
MAP Testの結果は、RITスコアという数値で示されます。
このスコアは学年に関係なく比較でき、
「どの分野をどのレベルまで理解しているか」が明確になります。
▶ 学校はRITスコアをもとに
- クラス配置
- 学習サポートの有無
- 得意・苦手分野の把握
などを判断します。
合否との関係について
MAP Testは、単独で合否を決めるためのテストではありません。
多くのインターナショナルスクールでは、
- CAT4(思考力テスト)
- 英語プレイスメントテスト
- 成績表・面接
などと組み合わせて、総合的に判断されます。
MAP Testの結果が基準に満たない場合でも、
入学後の補習やサポートを前提に合格となるケースも多くあります。
日本人受験者が注意すべきポイント
- 問題文・選択肢はすべて英語
- 計算力があっても、文章理解が不十分だと正解できない
- 制限時間はありますが、スピードより正確さが重視される
特に、日本の算数・数学が得意なお子さまでも、
英語での文章題に慣れていないと実力を発揮しづらい傾向があります。
MAP Test対策は必要?
過度な対策や先取り学習は不要です。
ただし、以下の準備は有効です。
- 英語での文章題に慣れておく
- 基本的な数学用語・指示語を理解しておく
- コンピューター操作(選択式問題)に慣れておく
**「問題形式への慣れ」と「英語で考える経験」**が重要です。
まとめ
MAP Test(NWEA MAP)は、
お子さまの現在の学力を客観的に把握し、最適な学習環境を整えるためのテストです。
結果は評価や序列ではなく、
「どこから学び始めるのが最適か」を知るための指標です。
安心して受験に臨んでいただくことが大切です。
