カリキュラムについて
マレーシアのインターナショナルスクールで採用されている主なカリキュラムをご紹介します。
日本とマレーシアの教育制度の違い
マレーシアでの親子留学、母子留学への関心が増加する中で、マレーシアの教育制度についてご存じの方はどのくらいいるでしょうか?実は、マレーシアには教育の選択肢が日本よりもたくさんあることはご存じでしたか?

日本では、義務教育は小学校6年間と中学校3年間の計9年間で構成されていて、すべての子どもがこの義務教育を受けることが求められています。義務教育終了後、ほとんどの生徒が高校に進学しますが、高校進学は義務ではなく、選択制です。進学先としては4年制大学や短期大学、専門学校などがあり、生徒は自分の進路に合わせて選択します。大学進学を目指す生徒は、高校での学びを通じて大学受験の準備を行います。
しかし、マレーシアでは、義務教育は小学校6年間(Primary School)です。ただし、日本のように法律で定められた義務教育というわけではなく、家庭の事情によって変更可能です。小学校を終了した後、5年間の Secondary School(中高相当)があり、その後、統一試験(SPM: Sijil Pelajaran Malaysia)を受験します。SPMの結果に基づいて、大学予備校や専門学校、さらには直結する大学に進むことができます。マレーシアの大学は国内のものが多くありますが、提携している海外大学への進学も一般的です。進学先としては、世界的に認知されている海外の大学や専門学校を目指す生徒も多いです。

このように、日本とマレーシアの教育制度には違いがあり、マレーシアにはより自由で多くの選択肢があると考えてもいいでしょう。それぞれの国の違いを理解したうえで、マレーシアの教育制度についてより詳しく見ていきましょう。
インター学校について
現在、マレーシアには170校以上のインターナショナルスクールがあります。実は、マレーシアにあるインター校は公立学校とはまた違ったカリキュラムを使っており、インター校とひとまとめで言ってもそれぞれの学校で異なった教育方法を実施しています。それぞれの学校に提供するカリキュラムの種類や学位において独自の特徴があります。そのため、どのインター校に進学するかは大切な選択になるます。インター校が使っているカリキュラムには大きく5つに分かれていて、イギリス式、アメリカ式、オーストラリア式、カナダ式、そして国際バカロレアがあります。インター校を選ぶ際は、それぞれのカリキュラムの特徴を知ったうえで選ぶことが大切です。特にイギリス式カリキュラムは、マレーシアのインターナショナルスクールで最も人気のあるカリキュラムです。しかし、いくつかの学校では、アメリカ式カリキュラムから始まり、大学前の段階では国際バカロレア(IB)を提供するなど、複数のカリキュラムや学位を提供することも一般的です。マレーシアで提供されるインターナショナルカリキュラムは多岐に渡り、10種類以上のカリキュラムと試験が存在しています。

カリキュラム比較表
| 区分 | ①イギリス式 (British Curriculum) | ②IB式 (International Baccalaureate) | ③アメリカ式 (American Curriculum) | ④オーストラリア式 (Australian Curriculum) | ⑤カナダ式 (Canadian Curriculum) |
|---|---|---|---|---|---|
| 特徴 | 世界で最も採用されている国際教育体系の一つ。体系的で学術的水準が高く、論理的思考や試験対策に強い。 | 国際的視野・探究型学習・全人格教育を重視。多文化理解・自主性を育成。 | 柔軟で選択科目が多く、個性と創造性を重視。評価方法も多様。 | 実践的・協働的学習を重視。リサーチや発表、体験型授業が多い。 | 州ごとの教育基準(特にオンタリオ州)に基づき、思考力と社会性を重視。 |
| 学年構成 | Nursery~Year 13(13年制) Primary(Year1–6) Secondary(Year7–11) Sixth Form(Year12–13) | PYP(3–12歳) MYP(11–16歳) DP/CP(16–19歳) | Elementary(Grade1–5) Middle(Grade6–8) High(Grade9–12) | Foundation~Year12(13年制) Primary(Year1–6) Secondary(Year7–12) | Elementary(Grade1–8) High School(Grade9–12) |
| 学期 | 3学期制(9月・1月・4月) | 2学期制(8/9月開始・1月後期) | 2学期制(8/9月開始) | 4学期制(1・4・7・10月開始) | 2学期制(9月開始・1月後期) |
| 評価方法 | 定期試験+課題。GCSE・IGCSEで成績を評価し、A-Levelで大学進学準備。 | 内部評価(宿題・論文・課外活動)+世界共通試験(DP統一試験)。 | テスト5〜7割+課題3〜5割。GPA方式。 | テスト・課題・プレゼンテーション・プロジェクトを総合評価。 | 成績評価(Assignments+Exams+Projects)。OSSD取得基準に沿う。 |
| 卒業資格 | IGCSE(Year11) A-Level(Year13) | IB Diploma(DP修了時) | High School Diploma +SAT/ACTスコア | Australian Certificate (SACE/WACE/VCE等) | OSSD(Ontario Secondary School Diploma) |
| 大学進学 | 英・豪・シンガポール等で広く認定。 | 世界中の大学で高評価(英・米・日も含む)。 | アメリカ・カナダ大学進学に適。 | オーストラリア・ニュージーランド大学に強い。 | カナダ・英国・豪州など英語圏大学への進学に強い。 |
| 代表的な学校(KL) | Alice Smith, Garden Int’l, Epsom College | IGB Int’l, Mont’Kiara Int’l | ISKL, Mont’Kiara Int’l | Australian Int’l School Malaysia (AISM) | Sunway Int’l School |
| 教育方針キーワード | 試験重視・論理性・体系的 | 探究・国際理解・思考力 | 自由・創造性・柔軟性 | 実践・協働・バランス | 社会性・思考力・多文化理解 |
| 難易度(一般評価) | ★★★★☆(学術的) | ★★★★★(総合的・難関) | ★★★☆☆(柔軟) | ★★★☆☆(実践型) | ★★★★☆(バラン |
イギリス式カリキュラム
特徴
カリキュラム体系(National Curriculum/英国公定カリキュラム)を基盤として応用
多くの英国式インターナショナルスクールは、イングランドの国家カリキュラム(English National Curriculum)や英国検定(IGCSE, A-Level 等)をベースに採用しています。科目の幅広さと選択自由
小学校段階では幅広く多教科を学び、進むにつれて選択科目が増え、専門性・興味を重視できるようになります。明確な評価制度と検定試験
GCSE / IGCSE や A-Level(または同程度の試験制度)など、国際的に認められた試験制度を導入している学校が多いです。進路(大学進学)対応力
英国式プログラムは、英国をはじめ欧州、アジア諸国、その他多くの国の大学入試要件と親和性が高く、進学ルートが比較的明瞭です。構造の整備と移行のしやすさ
Key Stage(キーステージ)制度に沿って段階的に学びを設定しており、生徒の発達段階に沿った学習が設計されやすいです。
学年構成
英国式カリキュラムでは、以下のような区分が一般的です:
| 区分 | 年齢目安/学年相当 | 内容・目的 |
|---|---|---|
| Early Years / Foundation / Reception | 約 3~5歳 | 所謂幼稚園・基礎教育段階。遊びと学びを融合した教育。 |
| Key Stage 1 | 年齢 5~7歳(Year 1–2) | 国語(英語)、算数、基礎理科・社会など、基本的な知識・技能の習得。 |
| Key Stage 2 | 年齢 7~11歳(Year 3–6) | より広範な科目を学び、基礎的な学力を固める。 |
| Key Stage 3 | 年齢 11~14歳(Year 7–9) | 中等教育段階へ向けて、学びの深化と科目の幅を拡げる。 |
| Key Stage 4 | 年齢 14~16歳(Year 10–11) | IGCSE / GCSE 試験を受ける学年。科目選択を絞る。 |
| Key Stage 5 / Sixth Form | 年齢 16~18歳(Year 12–13) | A-Level や同等試験 (または大学進学準備科目) を履修。大学受験準備。 |
また、多くの英国式インター校では、上記の Key Stage 構造に加え、学校ごとの補助的なプログラム(課外活動、探究学習など)を組み込んでいます。
学期
多くの英国式インター校では 3学期制(Term system) を採用している例もありますが、2学期制を採る学校もあります。
主な分割例:
Autumn Term(秋学期): 9月~12月
Spring Term(春学期): 1月~3月/4月
Summer Term(夏学期): 4月~6月/7月
ただし、学校や地域により始期・終期・休暇スケジュールは異なることが多いです。
入学タイミング:一般的に 9月入学が主要ですが、1月入学(Term 2 からの編入)を受け入れる学校もあります。
成績の評価
各 Key Stage 終了時または中間段階での評価があり、進級・到達度確認が行われます。
IGCSE / GCSE 試験:Key Stage 4 終了時に外部検定試験を受け、科目ごとに成績がつけられます。
A-Level:Key Stage 5(Sixth Form)で選択科目を履修し、最終試験の成績が大学入試に直結します。
成績は、科目毎にグレード評価(A*, A, B, C… 等)で示されることが多いです。
課題、内部評価(校内試験、小テスト、課題提出、プロジェクトなど)も成績評価に組み込まれます。
卒業資格
IGCSE / GCSE 資格:これらを取得することは、英国式教育での中間到達証明として重要。大学進学の基礎要件になることもあります。
A-Level(または同等試験):英国式インター校の最上位試験。A-Level の成績が大学入試に大きな役割を持ちます。
多くの英国式校では、A-Level による成績で大学への進学を見据えた進路指導が行われます。
英国・欧州・アジア・オーストラリアなど、多くの国の大学が A-Level を評価対象にしています。
主な学校一覧
クアラルンプール(KL)の学校
| 学校名 | 概要 |
|---|---|
| The British International School of Kuala Lumpur(BSKL) | 英国国家カリキュラム(English National Curriculum/IGCSE/A-Level)を提供。幼児からシックスフォームまで。 |
| Alice Smith School | 非営利の英国式インター校。3〜18歳対象で英国カリキュラムによる教育を実施。 |
| Garden International School(GIS) | 英国式カリキュラムを採用する著名校の一つ。3〜18歳まで。 |
| Epsom College in Malaysia | 英国式カリキュラム/A-Level 等を実施する学校。幼稚園〜高校レベルまで。 |
| King Henry VIII College | 英国式カリキュラムを提供する学校。幼少〜高校までの範囲。 |
ペナンの学校
| 学校名 | 概要 |
|---|---|
| Prince of Wales Island International School (POWIIS) | 英国式(IGCSE & A-Level)を提供。年齢層は 3〜18 歳。ボーディング施設を持つ。 |
| Tenby Schools Penang | British International School 部門があり、IGCSE を含む英国式カリキュラムを提供。幼児〜中等教育。 |
| Stonyhurst International School Penang | 主に英国国家カリキュラムで、IGCSE/A-Level を提供。プライマリー〜中等〜シックスフォーム対応。 |
| Straits International School Penang | プライマリーおよび中等教育で英国式カリキュラム(IGCSEなど)を導入。 |
| BXCL International School Penang | 幼児から18歳まで英国式の教育を提供。Pre-University段階(A-Level等)の選択肢を持つ学校。 |
ジョホールバルの学校
| 学校名 | 概要 |
|---|---|
| Tenby Setia Eco Gardens, Johor Bahru | Tenby 系列の学校。インターナショナル/英国式のプライマリ~中等教育を提供。 |
国際バカロレア(IB)
特徴
スイスに本部を持ち、1968年に設立された国際教育プログラムで、多角的な視野・国際的リーダーシップ・全人格教育を重視。
教科の学力だけでなく、「思考力」「探究心」「創造性」「社会性」などを育むことを目的とする教育。プロジェクト・探究型学習・実践活動(創造・活動・奉仕など)を必須とする。
異文化理解・グローバル・マインドを養うことにも重きを置く。各国の大学での認知度が高く、進学用途として評価されることが多い。
プログラム構成
IBには主に次の4つのプログラムがあります。生徒の年齢・学年発達段階に応じて構成されています。
| プログラム名 | 対象年齢/学年 | 内容の概要 |
|---|---|---|
| PYP (Primary Years Programme) | 約 3 歳~12 歳(初等教育) | 探究型・テーマ学習を中心とし、言語・算数・理科・芸術等を横断的に学ぶ。児童の主体性、観察・思考・探究能力を伸ばす。 |
| MYP (Middle Years Programme) | 約 11~16 歳(中等前・中等教育) | 複数教科の学習と共に個人プロジェクト等を通じて実践的・批判的思考を育成。学際的単元(Interdisciplinary Units)の導入もある。 |
| DP (Diploma Programme) | 約 16~19 歳(高校2年分) | 大学進学準備のためのプログラム。科目選択、核心科目 (TOK, EE, CAS) を含み、外部試験および内部評価を通じて評価される。 |
| CP (Career-related Programme) | 約 16~19 歳 | 職業関連教育(キャリア志向)と学術教育を組み合わせたプログラム。DP の科目+キャリア関連科目などで構成される。 |
学期
学期制度は国・学校によって異なりますが、IB校では一般的に二学期制または前期・後期、もしくはトライセメスター制を採用するところもあります。
新学期(前期)は多くの場合 8月または9月 に始まり、後期が 1月 または1月以降となることが一般的。編入学を後期から認める学校もあります。
成績の評価
各プログラム(DP, MYP, CP)では 内部評価(Internal Assessment) と 外部評価(External Assessment) の両方が用いられ、科目ごとに評価方式が異なる。
例えば DP では学科ごとの試験(筆記試験等)+課題・論文等(EE: Extended Essay、TOK: Theory of Knowledge)+CAS(Creativity, Activity, Service)が必須。 EE や TOK は外部評価/校内評価を含む。
成績は 1~7 のグレードで評価される科目が多い(7が最高)。点数を科目ごとに合算し、DP では最低得点基準などを満たした者にディプロマが与えられる。
MYP では eAssessment 等の形式で、コース結果 (course results) や証明書 (certificate) が認定されることもある。内外の評価をミックスし、生徒の学び・進捗を振り返る仕組みがある。
卒業資格
DP(ディプロマプログラム)を修了することで、 IB Diploma が授与される。大学進学に際してこのディプロマの所持が大きな強みとなる。
DP ディプロマを得るためには、複数の要件を満たす必要がある:
6科目を選択し、それぞれの評価(7段階)の取得
TOK(知の理論)、EE(卒業論文)、CAS の核心3科目を完了・評価されること
最低総合得点基準(24点など)を満たすこと(ただし各科目の最低水準など追加条件あり)
MYP や CP、PYP でも修了証明がある場合がある(ただし PYP は正式な成績証明よりも学習の進捗・能力育成を重視)
主な学校一覧
クアラルンプール(KL)の学校
| 学校名 | 提供 IB プログラム / 備考 |
|---|---|
| The International School of Kuala Lumpur (ISKL) | IBDP を提供。3~18歳まで。フルの IB カリキュラム(DP)認可校。 |
| Mont’Kiara International School (M’KIS) | PYP, MYP, DP(IB の継続的なカリキュラム)を提供。 |
| IGB International School(IGBIS) | PYP, MYP, DP(IB の継続的なカリキュラム)を提供。 |
| Fairview International School(KL 校) | Wangsa Maju 校などがあり、PYP〜DPを含む IB プログラムを提供。 |
| Nexus International School | IB + British カリキュラムの併用校。DP を含む IB プログラムあり。 |
ペナンの学校
| 学校名 | 提供 IB プログラム / 備考 |
|---|---|
| The International School of Penang (Uplands) | PYP, MYP, DP と継続的な IB プログラム(IB Continuum)。早期教育から卒業まで対応。 |
| Fairview International School Penang | PYP と MYP を提供。年齢幅も広く、IB プログラム認可校。 |
| Stonyhurst International School Penang | Sixth form(高校)において A Levels と同時に IB Diploma を選択可能。 |
ジョホールバルの学校
| 学校名 | 提供 IB プログラム / 備考 |
|---|---|
| Fairview International School Johor Bahru | PYP と MYP を提供。 |
アメリカ式カリキュラム
特徴
柔軟性と個性重視
アメリカ式は「生徒中心」の教育を重視し、個々の興味・能力に合わせて科目を選択できる柔軟な仕組みが特徴です。
評価方法も多面的で、テスト以外にプレゼンテーション・グループワーク・プロジェクト型学習(Project-Based Learning)などが重視されます。思考力・創造性の育成
知識の暗記よりも、「自分で考え、意見を述べる力」を育てる教育方針。ディスカッションやリサーチ課題が多く、大学進学後に必要な批判的思考(Critical Thinking)を養います。AP(Advanced Placement)科目の導入
高校段階では「APプログラム(大学レベルの授業)」を受講できる学校が多く、優秀な成績を修めると米国や他国の大学で単位認定されることもあります。
一部の学校ではIB Diploma(国際バカロレアDP)と併用して選択可能。グローバル大学進学への対応力
米国式カリキュラムは世界中の大学で高く認知されており、米国・カナダ・日本・イギリス・オーストラリアなど多くの大学入試要件を満たしています。
学年構成
アメリカ式は「K–12教育システム(Kindergarten〜Grade 12)」に基づいており、以下の3ステージに分かれます。
| 教育段階 | 学年 | 年齢目安 | 内容 |
|---|---|---|---|
| Elementary School | Grade 1–5 | 約6〜11歳 | 基礎学力の習得。リーディング、算数、社会、サイエンスなど。探究学習も導入。 |
| Middle School | Grade 6–8 | 約11〜14歳 | 学問の幅を広げ、プレゼン・リサーチスキルを強化。クラブ活動も多彩。 |
| High School | Grade 9–12 | 約14〜18歳 | 大学進学準備。APやIBDPコース選択可能。ボランティア・課外活動も評価対象。 |
学期
一般的な学期制:2学期制(Semester System)
1学期(Fall Semester):8月/9月〜12月
2学期(Spring Semester):1月〜5月/6月
※一部ではトライメスター制(3学期制)を採用している学校もあります。
編入時期
基本的に8月・9月入学ですが、1月入学(2学期からの編入)を受け入れる学校も多く、海外からの転入生に対応しやすい仕組みです。
成績の評価
| 評価方法 | 比率(目安) | 内容 |
|---|---|---|
| 試験・テスト | 約50〜70% | 定期試験・単元テストなど |
| 課題・レポート・実験 | 約20〜30% | 探究課題、研究レポート、グループワーク |
| 授業態度・出席・プレゼン | 約10〜20% | 日常的な参加態度や発表など |
成績はA~F評価(GPA方式)で管理され、大学出願時にGPA平均値が重視されます。
GPA(Grade Point Average) は 4.0段階評価が一般的(例:A=4.0, B=3.0, C=2.0など)。
卒業資格
High School Diploma(高校卒業資格)
各州や学校の単位要件を満たすと授与される資格。これが大学出願の基礎資格となります。
(例:英語4単位・数学3単位・理科3単位・社会科3単位・芸術1単位など)大学進学のための外部試験:
SAT(Scholastic Assessment Test):米国大学進学用の標準試験。
ACT(American College Testing):同様に大学進学用。SATと同格。
TOEFL / IELTS:英語圏外出身者は英語能力試験の提出が必要。
AP試験:大学単位として認定される場合あり。
進学実績:
米国大学だけでなく、カナダ・イギリス・オーストラリア・日本の大学にも多数進学可能。
特にU.S. High School Diploma + SAT/ACT の組み合わせは、世界的に通用する標準資格です。
主な学校一覧
| 地域 | 学校名 | 特徴 |
|---|---|---|
| Kuala Lumpur / Selangor | • The International School of Kuala Lumpur (ISKL) • Mont’Kiara International School (M’KIS) • The American School of Kuala Lumpur (ISKL) | いずれも米国式ベース。APコース提供。大学進学実績が高い。 |
| Penang | • Dalat International School | 伝統ある米国式インター。AP科目あり、キリスト教系。 |
| Johor Bahru | • Marlborough College Malaysia(英国式との融合) • Austin Heights International School(米英混合) | 柔軟に米国・英国両方の進路に対応。 |
オーストラリア式カリキュラム
特徴
オーストラリアの教育省認定カリキュラム(主にニューサウスウェールズ州またはビクトリア州)を採用。
学習の中心は「探究・思考・プレゼン・協働」。
暗記よりも、理解・応用・チームワーク・表現力を重視します。教師は多くがオーストラリア出身で、授業はすべて英語で実施。
学生一人ひとりの個性を尊重し、ストレスの少ない伸びやかな教育環境を重視。
日本式や英国式よりも「全人教育(academic + emotional development)」の傾向が強く、
生徒の「社会性」や「リーダーシップ」育成にも力を入れています。制服・校風も比較的フレンドリーで、アットホームな雰囲気が特徴。
学年構成
マレーシアのオーストラリア式インター校は、
基本的にオーストラリアと同じ 13年システム(Foundation~Year 12) です。
| 教育段階 | 学年 | 目安年齢 | 内容・特徴 |
|---|---|---|---|
| Early Learning / Foundation | Preschool(Nursery~Kindergarten) | 3~5歳 | 遊びを通して英語・数字・社会性を学ぶ。探究型学習の基礎。 |
| Primary School | Year 1 ~ Year 6 | 6~12歳 | 国語(英語)、算数、理科、社会、芸術、ICT、体育などを総合的に学習。 |
| Secondary School | Year 7 ~ Year 10 | 13~16歳 | 専門科目が増え、批判的思考や問題解決を重視。中等課程の修了時に内部評価。 |
| Senior Secondary (Pre-University) | Year 11 ~ Year 12 | 16~18歳 | 州認定の大学進学資格(VCEまたはHSC)取得に向けた学習。 |
学期
1月開始・4学期制(Term制) を採用。
年間を4つの学期に分け、各学期の間に約2週間の休暇があります。
| Term | 期間(目安) | 備考 |
|---|---|---|
| Term 1 | 1月末 ~ 3月末 | 新学年開始 |
| Term 2 | 4月 ~ 6月 | 中間評価あり |
| Term 3 | 7月 ~ 9月 | プロジェクト学習が中心 |
| Term 4 | 10月 ~ 12月 | 年度末試験・評価 |
12月中旬~1月中旬 は夏休み(長期休暇)。
カレンダーはマレーシア国内でもオーストラリア本国とほぼ同じです。
成績の評価
定期試験だけでなく、日常的な課題・参加態度・グループワークも重要視。
評価のバランスはおおむね以下の通り:
テスト・筆記試験:50~60%
プロジェクト・発表・リポート:30%前後
参加・態度・課題提出:10~20%
A~Eの5段階評価または100点満点制を採用。
年に2回の「Progress Report」と年1回の「Final Report」で成績を通知。
成績だけでなく、学習態度・社交性・リーダーシップ・思考力なども総合的に評価されます。
卒業資格
在籍する学校により、以下の州認定資格のいずれかを取得します。
| カリキュラム | 卒業資格 | 州 | 備考 |
|---|---|---|---|
| VCE(Victorian Curriculum & Assessment Authority) | Victoria Certificate of Education | ビクトリア州 | Peninsula International School Australia が採用。 |
| NSW Curriculum(New South Wales) | Higher School Certificate(HSC) | ニューサウスウェールズ州 | Australian International School Malaysia が採用。 |
VCE/HSCともに国際的に認知されており、世界の大学進学資格として有効。
これらの最終試験結果から算出される「ATAR(Australian Tertiary Admission Rank)」が、大学入学審査に使用されます。
マレーシア国内外(オーストラリア・英国・米国・日本・シンガポールなど)の大学へ直接進学可能。
マレーシアにはオーストラリアで有名な名門大学であるMonash(モナーシュ)大学のキャンパスがあり、マレーシアでモナーシュ大学の学位も取得する事が可能で、近年日本の学生に人気の大学となっています。モナーシュ大学や他のオーストラリアの大学を目指す学生にはお勧めのカリキュラムと言えます。
主な学校一覧
クアラルンプール近郊の学校
| 学校名 | 概要 |
|---|---|
| Australian International School Malaysia (AISM) | 年齢:3歳~18歳(Preschool ~ Year 12) カリキュラム:ニューサウスウェールズ(NSW)の「Australian Curriculum」および Higher School Certificate (HSC)。 特徴:Visible Learning を取り入れている。施設・クラスサイズが比較的小規模で、国際的コミュニティあり。授業料は年額で約 MYR 40,000~80,000前後。 |
| Peninsula International School Australia (PISA/Malaysia branch) | 年齢:4~18歳(Early Years ~ Secondary) カリキュラム:Victoria州の「Australia Victoria Curriculum」 卒業資格:Victoria Certificate of Education (VCE) を提供。 |
カナダ式カリキュラム
特徴
カナダ州政府(主にオンタリオ州)の教育カリキュラムを採用。
→ 文部省に相当する Ontario Ministry of Education の正式認定を受けている学校もあります。教育方針は「Inquiry-Based Learning(探究型学習)」と「Holistic Education(全人教育)」。
学力だけでなく、社会性・倫理観・コミュニケーション力の育成を重視します。暗記中心ではなく、理解・応用・プレゼンテーション能力を重視。
生徒が自ら考え、意見を述べ、他者と協力して課題を解決する力を養います。英語を母国語としない学生にも配慮され、ESL(English as a Second Language)プログラムが充実。
比較的穏やかで協調的・温かい学校文化が特徴で、教師と生徒の距離が近いのも魅力です。
カナダの公立高校と同等のカリキュラム内容で、卒業後はカナダ・アメリカ・イギリス・オーストラリア・日本などへ進学可能。
学年構成
カナダ式教育制度は 13年間(Kindergarten~Grade 12) です。
マレーシアでは以下のように構成されています。
| 教育段階 | 学年 | 目安年齢 | 内容・特徴 |
|---|---|---|---|
| Kindergarten(幼稚園) | JK(Junior Kindergarten)~SK(Senior Kindergarten) | 4~5歳 | 英語環境に慣れ、基礎的な算数・読み書き・社会性を学ぶ。 |
| Elementary School(小学校) | Grade 1~Grade 6 | 6~12歳 | 英語・算数・理科・社会・音楽・美術などを総合的に学ぶ。思考力重視の授業。 |
| Middle School(中学校) | Grade 7~Grade 8 | 12~14歳 | グループワーク・プロジェクト中心。プレゼンテーション力を育成。 |
| High School(高校) | Grade 9~Grade 12 | 14~18歳 | 大学進学を意識した専門科目(数学・科学・経済・IT・文学など)を履修。 |
3.学期(スクールカレンダー)
2学期制(Semester制)を採用。
新学年は 8月または9月に開始し、翌年6月頃に終了します。
| 学期 | 期間(目安) | 備考 |
|---|---|---|
| 1学期(Fall Semester) | 8~12月 | 新学期開始。期末は12月。 |
| 2学期(Spring Semester) | 1~6月 | 期末試験・進級評価。 |
| 夏休み(Summer Break) | 6月中旬~8月中旬 | サマースクール開催校もあり。 |
学年暦はカナダ本国とほぼ同様で、クリスマス休暇や春休み(March Break)があります。
成績の評価
カナダ式は「平常点重視」が特徴で、テストだけでなく日常的な取り組みも重要です。
| 評価対象 | 割合(目安) | 内容 |
|---|---|---|
| 課題・レポート・プレゼン | 約40~50% | グループワーク、エッセイ、発表など。 |
| 試験(中間・期末) | 約30~40% | 筆記試験・リスニング・読解など。 |
| 参加態度・出席・授業内活動 | 約10~20% | 積極性・協調性・学習姿勢も評価。 |
評価は A~F(または100点制) で表記。
70%以上が合格ラインとされます。
各科目ごとに Learning Skills(学習姿勢) も別途評価されます。
成績表(Report Card)は 学期ごとに2回発行。
教師との面談(Parent-Teacher Conference)も定期的に実施されます。
卒業資格
カナダ式インター校では、主に オンタリオ州高等学校卒業証書(OSSD:Ontario Secondary School Diploma) が授与されます。
OSSDを取得するための条件:
30単位以上の修得(必修+選択科目)
ボランティア活動40時間以上の実施
州統一試験(Ontario Secondary School Literacy Test)の合格
OSSDは、世界中の大学で正式な入学資格として認められています。
マレーシア国内では、Sunway UniversityやMonash University Malaysiaなどへの進学も可能。
カナダ・米国・英国・オーストラリアの大学への進学率が高く、北米志向の家庭に人気です。
6.マレーシアのカナダ式インター校
| 地域 | 学校名 | 主な特徴 |
|---|---|---|
| クアラルンプール(KL) | Sunway International Schools (Sunway City KL campus) | Kindergarten〜Secondary〜Pre-University を擁し、Ontario(カナダ州)カリキュラムを提供しています。カナダの教育省認定教員も在籍。 |
| ジョホールバル(Johor Bahru / Iskandar) | Sunway International Schools (Sunway City Iskandar Puteri campus) | 同じく Ontario カリキュラムを提供。主に幼稚園/小学校(Kindergarten/Primary)段階で Ontario を採用。 |
| ジョホールバル(Taman Desa Tebrau) | Maple International School | IGCSE & CPU(Canadian Pre-University)プログラムを提供。カナダ式の Pre-University コースとして “CPU” を選択できる学校。 |
